親の一字を取って赤ちゃんの名づけをするのは良くない?

親と同じ文字を使ってはいけませんか」という質問をいただきました。

周りの話しでは、同じ文字を一文字とってつけると、親を越えられないと聞いたそうです。

そもそも、親から一字をもらう風習は戦国時代にまでさかのぼります。

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殿様が戦いで手柄のあった家来に、自分の名前を分けあたえたことに由来しているそうです。

そこから、主君を越えてはならないという発想になったのだと思います。

さて、親から一字もらうという名づけに似ているのが、お隣の韓国にあります。

韓国では姓の始まり(先祖)から、家系図があり(族譜といいます)男の子は何代目かによって、使う漢字が決まっています。

このように国によって、微妙に伝統や習慣が違うのですが、同じ文字を使うという点でよく似た名づけの方法です。

結論を言うならば、親から一字をもらっても、親を越えられないということはナンセンスといえるでしょう。

つまり、親と同じ漢字を使って名づけをしても、悪い影響はありません。

韓国の例でもそうですが、同じ漢字を持った親族が数人いるわけですが、たったそれだけのことで同じ運勢になったら大変です。

ですから、パパさんやママさんが自分の一字を使って名づけすることは、悪いことではありませんよ。

赤ちゃんにどんな人生を歩んで欲しいのかを、名づけに込めてくだされば、とても良い名前になるでしょう。

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